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2012年8月31日(金)第143号 『それぞれひとつのlife、それぞれが選んだstyle。』

 

夏が終わりを迎えます。

 

甲子園で完全燃焼した高校球児にも、夏季講習で塾に缶詰だった受験生にも、灼熱の太陽の下を長袖で走り回る営業サラリーマンにも、美味しいお米を収穫する農家さんにも、東南アジアのビーチリゾートでフィールドワークに勤しむ准教授にも、ダイエットの成果が一向に表れない大学職員にも、平等に夏の終焉は訪れます。そんなセンチメンタルな季節には、過去を振り返り、現在から未来への見通しを再確認することが大切です。

 

 

「週間花の金曜日」では、これまでたくさんの人々を取り上げてきました。今週は、そんな方々の「その後」にスポットを当ててみたいと思います。

 


第13号(2009年10月16日)

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この号では、カナダ留学から帰ってきた学生の留学生活と成長について紹介しました。この学生は、その後外資系の航空会社のCAとして、文字通り地球中を飛び回る国際人になりました。しかも翌年には同じ会社に本学の学生がCAとして入社したとのこと。MMU卒業生2人がドーハでオフを過ごしている写真がFacebookにアップされていて、「国際文化学科」を体現しているなーと感心しきり。

 


第21号(2009年12月11日)

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この号では、同じゼミの先輩と後輩が同じ中学校の教員となり、吹奏楽部顧問として奮闘している様子を紹介しました。

 

現在先輩は、在外教育施設の派遣教員としてドイツのデュッセルドルフ校で教鞭を取られているそうです。外国ゆえに直接お話しする機会はなかなかありませんが、Facebookでドイツの写真(主に食べ物と麦酒)をアップロードされていることから、日本にいたときと変わらず豪快な教師人生を送られているのだと思われます。

 

後輩は西臼杵郡の中学校に異動となり、新天地でも持ち前のガッツで頑張っているようです。

 


第77号『伝染する熱血と学友会。』(2011年3月4日)

/blog/friday/?p=2616

 

この号では、学友会活動の中で先輩から後輩に情熱が伝染していく様子をインタビュー形式で紹介しました。情熱の源泉とされていた初代学友会長も、今や社会人1年生。外資系企業のサラリーマンとして社会の荒波にもまれています。また、2代目学友会役員たちも引退して4年生となり、それぞれのフィールドで卒論に就職活動に日々奮闘しています。

 


第90号 『????――ホストファミリーのススメ』(2011年7月1日)

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不詳私コバヤシによるホームステイ受け入れの記録です。この時できた姪とのやり取りはいまだに続いていて、つい先日ですがコバヤシ一家は韓国釜山を訪問し、感動の再会を果たしました。初めて食べるプルコギ、参鶏湯、ビビンバ等の韓国料理はどれも美味しく、私はこの夏のダイエットの成果を2泊3日でほぼ失いました。

 

ブログを読み返してみると、姪の日本語能力に感心して韓国語の勉強を決意していたはずなのに、1年前からコバヤシの韓国語はまったく上達しておらず、反省しきりです。来年こそは本学の韓国語講座へ。

 


第100号『引越しの時に荷物を整理していたら思い出の品がいっぱい出てきて作業が一向にはかどらない、そんな気持ちわかるでしょう?』(2011年9月9日)

/blog/friday/?p=3568

 

THE BLUE HEARTS「情熱の薔薇」の一節からとったタイトルでしたが、「わかんねえよ!」とたくさんの方々から批判の声をいただきました。放送研究会の廃部に伴う部室の撤去、その時出てきた10年前の凌雲祭のパンフレットをきっかけに、課外活動の今日的意義に迫った大作です。このパンフレットに出てきた第9回凌雲祭の実行委員長ですが、面白い人生を歩んでいます。

 

軽音楽部の部長としてロックバンドのボーカルを務めていた彼は、卒業後にバンド活動を本格化させ、宮崎県をベースに九州圏内でライブ活動を展開。しかしバンドは解散し、彼は新天地を求めて単身上京します。安下宿で寝起きしながら曲を書き、バンドメンバーを募り、ライブを重ね、地道に評価を高めていきます。先日8月29日に下北沢CLUB Queで行われたライブイベントでは、大物バンド「フラワーカンパニーズ」のオープニングアクトを務めるまでに成長しました。

数少ないMMU出身アーティストとして、このブログの読者の方々にもロックバンド「フリサト」を応援していただけると幸いです。

恩師川瀬教授にCDを手渡すの図。

 

フリサトオフィシャルウェブサイト http://fresubt.com/top.html

 


こうしてMMUのOB/OGのキャリアのほんの一部を見ただけでも、実に様々十人十色ですね。「それぞれひとつのlife、それぞれが選んだstyle」と歌ったのはRIP SLYMEですが、ひとつのlifeとstyleを選び取り、デザインしていくのが大学生活です。そして社会人となったあとも、lifestyleをデザインする旅路は続いていきます。

僕も「各方面で活躍する同窓生たちに胸を張れる自分でいられるよう、自己研鑽を怠ってはならぬ」と、夏の終わりに決意を新たにしました。「自己研鑽の決意と体型の弛緩が矛盾している」という批判も甘んじて受け入れましょう。食欲の秋と全力で対峙する所存です。

以上、「意志薄弱が服を着て歩いている」とまでは言われたことのない学務課コバヤシがお送りしました。