夏季休暇明けの遠隔授業期間を経て、対面授業が再開されてから約1ヵ月。再会を喜び合い、授業や学内行事に励む学生の様子に、少しずつではありますが、大学の日常が戻ってきたことを実感しています。
リベラル?アーツ教育を理念とする本学は、幅広い分野を学べる環境を提供していますが、専門課程?教養課程に加え、教職課程を設置しており、教員免許を取得することもできます。
そこで、今月の花金は、教員を目指す学生を支援する本学の取組についてご紹介します。
本学では、3年次後期から翌年の教員採用選考試験までの約1年間、教員志望者を対象とした「教職特別講座」を実施しています。
教員採用選考試験に精通した、教職支援室?曽我 文敏 客員教授の指導のもと、多岐に渡る試験項目(※)に関する演習を多面的?多角的に行い、少人数教育の特性を活かして一人一人にきめ細やかな指導?支援を実践できる点が、本学の「教職特別講座」の特徴です。
※筆記試験、面接?集団討論?模擬授業、出願書類作成等
今年度も、教員採用選考試験受験における心構えや、「教職特別講座」での演習内容を理解してもらう機会として、受講希望者を対象としたオリエンテーションが開催され、18名の学生が参加しました。
?自己の目標をしっかりと持ち、自ら求める課題意識がなければ成果は得られないこと。
?教員採用選考試験に合格することだけが目的ではなく、学校教育を取り巻く問題?課題に対し、「教職特別講座」で習得した知識?技能を生かして解決策を考え実践することができるようになること。
曽我 客員教授がオリエンテーション内で掲げた、これらの留意事項は、教員として必要な資質?能力にも繋がるものです。「教職特別講座」を通して、学生が向上心を持ち、学び続けようとする力を培っていけるよう、教職担当者として支援していきます。
今月の花金は、学務課教務係のアイザワがお送りしました。