去る11月13日(土)、本学にて「ホームカミングディ」と呼ばれる同窓会が開催されました。
この「ホームカミングディ」は、①本学の教員(在籍者も含む)2名による「ミニ講義」、②「総会?懇親会」の構成となっており、今年で4年目を迎えます。今年も多くの卒業生が参加しました。
「ミニ講義」に先立ち、中別府学長から挨拶をいただきました。
ミニ講義では、山口先生による『政治学が環境問題と出会う時』、そして、笹谷元学部長による『Welcome home!』をテーマにした60分×2コマのお話を聞くことができました。
山口先生の講義では、環境問題へのアプローチ方法として、自然科学的アプローチ(生物学など)、人文科学的アプローチ(哲学など)、社会科学的アプローチ(政治学など)といった様々な方法があり、1つの問題に対して考え方?解決策は1つではなく、様々な方法があることをお教えいただきました。
そして、山口先生の講義ではお馴染みのビデオ上映もあり、京都議定書に関する映像では、議定書締結に至るまでの各国の駆け引きや情勢について知ることができ、またチャップリンの「モダン?タイムス」では、「清貧」という精神の大切さをお教えいただきました。
一方、笹谷先生の講義では、「セレンディピティ(serendipity):ありふれた事象から本質的なもの、大切なものを見抜くこと。画期的な研究を行うには大事なこと」や「ベター ハーフ:better half:someone’s husband or wife or the person with whom they have a romantic relationship」といった言葉の意味をお教えいただいたり、教授ではなく人生の先輩として、有り難い教訓を賜りました。
また、講義後には、向学心の強い「公立大生」ならではの活発な質疑応答が行われ、笹谷先生の講義後は元ゼミ生による鋭い質問が投げかけられていました。
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この「ホームカミングディ」は、年に一度、全国に散らばる卒業生が集まる貴重な場。同窓会総会では、昨年度の事業報告や会計監査報告が行われました。
緊張した空気から一転して、その後の懇親会は和やかな雰囲気の中で行われ、近況を報告し合ったり、旧交を温めたりするなど、世代を超えた交流が行われました。
懇親会では、卒業生達に現在の本学の様子を知ってもらうために、課外活動団体の活動を紹介しています。今年は応援部とJAZZ研究会の皆さんに、日頃の活動の成果を披露してもらいました。
懇親会会場には、第1期から現在に至るまでの卒業アルバムが用意されていました。
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ビンゴ大会では、この日この場所に訪れた記念の品を、一喜一憂しながら持ち帰っていました。
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本学の同窓会では年に一度この「ホームカミングディ」を開催して、卒業生同士が再会できる機会を用意しています。人と人との直接的なコミュニケーションは、如何に情報化社会が発達しても決して欠かすことができないものです。
?宮崎公立大学では、卒業してからも皆さんの「帰る場所」を用意しています。新しい「卒業生」が今後も多く生まれることを、心から願います。
そして、より多くの卒業生の皆さんの参加を、心よりお待ちしています!