=10月某日 外出帰りのタナベ= ※一部写真は、再現イメージです
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タ「さぁー、今日の外回りも無事終わったし、あと少し仕事頑張ろうかなぁ」
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タ「おや、あそこで座っていらっしゃってるのはクシマさん。何をしていらっしゃるんだろう?」
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タ「クシマさん! お疲れ様です!」
ク「やぁ、タナベさん、お疲れ様」
タ「今、何をしていらっしゃるんですか?」
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ク「花の手入れですよ。これ、何の花だかわかりますか?」
(花にめっぽう弱い)タ 「う~ん、恥ずかしながら。。。」
ク「これはね、葉牡丹(ハボタン)という花なんです。葉っぱのような花に鮮やかな色がつくんですよ。
正月頃に咲くんです」
タ「ほほぉ~。 お客様がいらっしゃったときに、奇麗な花で出迎えられると幸せになりそうですね。
クシマさん、ところで、こちらは何の花ですか?」
ク「あれれ、タナベさん。。わからないんですか?」
タ「う~ん、何でしたっけ。。。?」
ク「これはですね、卒業式や入学式で会場に飾る桜草(サクラソウ)ですよ」
タ「あぁ、思い出しました! これがそうなんですね!! 今頃から準備していらっしゃるんですか?」
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ク「今頃だなんて。8月には種を蒔いて、育ててたんですよ。今はそれを小分けの鉢に移すんです。こうやって」
タ「おぉ!!!!!!!!!!」
ク「この後、さらに育ったらプランターに移すんです。来年の3月に間に合わせるには、
こうしてかなり前からの準備がいるんですから」
タ「なるほどぉ!! クシマさん、いつも本当にありがとうございます」
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…この話を聞いたタナベは、この仕事に就いたときのことを思い出しました。
MMU職員デビューした2010年の3月、
当時、まだわからないことだらけの中、(今でもわからないことは多々ありますが。。。)
上司や先輩のお手伝いをすることに必死でした。
そんな中、職員として初めて迎えた大きな行事が、
2009年度の卒業式、そして2010年度の入学式。
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MMUで働き始めて十日目、突然「卒業式?入学式ワーキンググループ」という、
二つの式の運営組織に招集され、それ以降準備にあたっていました。
その中でも一番印象に残っているのは、
当日、会場設営として、桜草を講堂のステージに運ぶというもの。
「教職員挙げた手作りの卒業式で、学生の晴れの舞台をお祝いしようとしているんだなぁ!」
と準備していながら嬉しく思ったのを今でも強く覚えています。
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そうして感じたのは、私にとって初めてだった大きな行事、
卒業式の準備が既にこうして少しずつ始まっている、
つまり、私の2年目への助走が既にスタートしているということ。
一つ歳を重ねる度に私は、「この1年間で私は成長できたのだろうか」と不安になるのです。
きっと学生の皆さんも、就職や進学等を前にそう感じることがあるのではないでしょうか。
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そういうとき、私は大好きなアーティストであるASKA氏の
『心に花の咲く方へ』という歌を聞きます。
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「今も遠くも 人は誰も まっすぐ伸びた円を歩く
今日の明日の風を受けたら 心に花の咲く方へ」(『心に花の咲く方へ』, 2003)
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この曲を聞くと、「人生というサイクルの中で、人は螺旋階段のように上に伸びた円を歩いている。
例えば、成長について悩んで壁にぶつかっても、生きている時間、一瞬一瞬の経験が
蓄積されている。迷った時には、心の思うままに生きてみよう」という思いになれるのです。
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年度末まで、まだ5カ月。さまざまなことがあるでしょうが、
きっと来年度は、今より少し頼りがいのあるタナベでいられるよう精進します。
皆さんも、二度と戻れない一つ一つの経験を大事にして、
螺旋階段を、着実に、そして願わくば楽しく駆けあがってくださいね。
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…と、まだ4年生が論文執筆に必死な中、卒業式から話題を膨らませてしまいましたが、
ここ最近で一番心に残った発見と、そこから感じた思いを紹介させていただきました。
そんな、花の金曜日でした。
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?おまけ?
おっと! これではかなりしっとり終わってしまうので、
最後は、先週のヒライさんの記事に引き続き、
現在、本学の学園祭である「凌雲祭」に向けた準備を必死に頑張っている学生のスナップ写真集で
元気をもらいましょう!
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来週の『花金』は、いつでも笑顔カネマルさんがお届けします! また来週!!