「週刊 花の金曜日」の執筆担当者が新体制になっての図書館第3弾。
今年も年に一度の図書館一大イベントの時期がやってまいりました。本日が最終日!
アカザワさん曰く、「修行」だそうで、その名も…
蔵書点検!
はい。先週の花金(8月29日(金)第234号『アリとキリギリス。』)でも登場していますが、
今回は、「図書の捜索願い」について触れたいと思います。
よく利用者の皆様から
「この本を探しているけど、その場所にない!!」
との声を聞きます。
早速、一緒に見に行って見ると、普通にあったりもしますが、
見つからない場合は、再検索してみます。
すると、どうでしょう!
「配置場所」とは違う場所を探していたり、
図書館内には無い本(研究室の図書等)を
一生懸命探していたりするではありませんか!
(たまに「貸出中」の本を探しに行ったりもしています。)
学生諸君! 時間がもったいないですよ!
検索結果の「配置場所」と「状態」は必ずチェックしてくださいね。
ところが、時々「モンダイ」が発生します。図書が正しい場所にないのです!
そんな時、我々図書館スタッフはまず近所(*1)を探してみます。
近所にあれば、見つかる可能性80%(?)
近くになければ、次は違う配置場所の同じ番号のところや
似たような番号のところを探します。
たとえば、「洋書」のコーナーの該当場所や、
似たような数字の並びや3と8と9など見間違えそうな数字の所など???。
アタマをフルカイテン(?)させて、ありそうな間違いを予想して探してみても、
見つからないと、もう大変! 全体をクマナク探すしかありません!
そうして「捜索願い」が出た図書を片っ端から探す旅に出るのですが???、
あるわ、あるわ、迷子チャンたち!
捜索中の図書とは別に??? なんでココに??? の迷子チャン!(*2)
彼らを連れて(抜き出して)旅は続く…
(救出した「迷子チャン」たちは本来の場所へ帰っていきます。)
しかし、やはり、見つからない。
そうなると、最後の砦がもう「蔵書点検」しかないのです。
これは人間の目ではなく、機械が資料IDを読みとって
コンピュータが機械的にデータ照合してくれるので、
きっと見つけ出してくれるだろうと淡い期待を抱きます。
利用者には申し訳ないのですが、これが最後の手段。
見つかった頃には試験もレポート提出もトックニ終わっていて
「用なし」になっているかもしれませんが、
次の利用者のためにも、出てきてほしいと期待してやまない図書館員。
どうか、利用者の皆様、本棚から取り出した本はきちんと元の並びの位置に戻すか、
戻す場所がわからなければ、図書館員にお渡しください。
こんな感じで、棚の端っこにポツンと置かれていると、
気づかれずに「迷子チャン」になってしまうかもしれません。
最後はお願いになってしまいましたが、
この「年に一度の図書館一大イベント=蔵書点検」が密かに好きなヒガシでした。
「間違い探し/仲間はずれ」の答え。
*1 … オレンジ色の「G62」さん。もうちょっと左側に並びましょう。
*2 … ホワイトの「021.4||C99」さん。(と、お隣の「220.04||H26」さん。)
まわりは221の仲間たちですよ。021.4さんはまったく違う場所へ、右隣?深緑色の220.04さんはご近所のようですが、いざ探すとなると見つかりにくそうです。(ヒガシもこの写真で発見しました。→元の場所へ戻しておきました。)
オレンジ色とホワイトは仕込みでしたが、実際にはもっと分かりにくく潜んでいます。
オマケ:点検後は本が少し乱れますが、
きちんと整理するとどうでしょう!
見事に、キレイニそろっています。
(注:写真の人物はワタシでも次回の担当者でもありません。)
図書館ネタが3週も続いてしまいましたが、
次回の花金担当は、図書館員ではない職員の方が初登場です。どうぞお楽しみに。