宮崎公立大学は学生総数924名の、とても小さな大学です。
にもかかわらず、本学には海外留学経験者が数多くいます。
平成23年度における、協定に基づく学生送出数は127名。これに私費留学生も加えればさらに数は増えます。
彼らはどのような理由で留学を決心し、何を学んで帰ってくるのでしょうか?
9月22日(土)。本学で行われた「2012 MMU プチ★キャンパスガイド」の中で、留学生報告会が開催されました。
異文化実習(短期留学)、公費派遣留学、私費留学など、様々な方法で海外に出た学生の体験を
本学学生だけでなく、必博体育·(中国)官方app下载@のみなさんにも聞いていただきたいと、プログラムの中に組み込みました。
トップバッターはサトウさん。
交換派遣留学生としてニュージーランドのワイカト大学に留学していました。
美しい写真をたくさん使って、ワイカト大学やニュージーランドの自然、日常生活の様子などを紹介しました。
中国の蘇州大学に交換派遣留学生として留学していたワダさんです。
1年間の留学の様子を映像にし、「ポニーテールとシュシュ」にのせて紹介しました。
発音が独特の中国語。ワダさんの「中国語を話していると、『話しながら音を奏でていると感じる』」という表現が印象的でした。
続きまして…
クロキ君は交換派遣留学生としてカナダのバンクーバーアイランド大学に留学していました。
発表は何とすべて英語!!
「公立大で一生懸命学ぶと、こんなに英語の能力が上がるんです」と自身で証明してくれました。
「留学中は外国に『いる』のではなく、何かを『する』よう心がける」ことが大事、とのことでした。
次は、イギリスのスターリング大学で短期留学を経験したソトヘボさん。
写真を使って大学だけでなく、イギリスの自然や伝統的な食べ物、文化を紹介しました。
「海外では何もかも自分次第」というのが留学後のソトヘボさんの感想。
留学が価値のある経験になるかどうかは、その間自分がどう行動するかにかかっているんですね。
続いては、本学の「異文化実習」で韓国の蔚山大学校と蔚山科学大学校に短期留学したワダさんです。
パワーポイントを駆使してそれぞれの大学の研修内容を紹介しました。
日常生活でその国の言語を使い、間違うことで語学力の向上を実感したそうです。
それは留学しないとできない経験ですよね。
最後はカナダに私費留学をしていたカトウ君。
「プレゼンテーションなんて準備していませんよ」と焦っていたカトウ君ですが、
軽妙なトークで、参加者のみなさんを楽しませていました。
語学学校、現地でのアルバイト、英語で英語を教える資格の取得など、密度の濃い留学生活だったようです。
それでも期間や勉強量は「全然足りない」とのこと
留学することで自分の浅さを知り、次に何をするかが大切、とのメッセージで締めくくられました。
報告会では司会を務めていました私ですが、
もしかしたら私が一番聞き入っていたかもしれません。
発表が終わると慌ててマイクを探していました(お越しくださっていた皆さま、申し訳ありません)
今回発表した皆さんは一様に落ち着いていて、「自分のことを自分の言葉で説明できている」と感じました。
海外でたくさん未知の世界と出会い、成功と失敗を繰り返しながら乗り越えてきたからこそ、あの貫禄があるのだと思います。
留学したら言語能力が上達するわけではありません。
就職できるわけではありません。
成長できるわけではありません。
留学して壁にぶつかり、努力したから言語能力が上達したのです。
その壁を必死で乗り越えたからこそ成長できたのです。
挫折し、それを乗り越えた経験が貴重なのです。
発表者の皆さんから学ばせていただきました。
後期から、またたくさんの学生が海外へ羽ばたきます。
たくさんの喜びと苦しみを経験してまた公立大に帰ってきてくださいね。
今週の花金はカワシマがお伝えしました★