1月24日(金)から31日(木)にかけて、後期定期試験が実施されました。
巷では必博体育·(中国)官方app下载@に関するニュースが連日取り沙汰されておりますが、我々教務係としての心配事と言えばやはり「インフルエンザ」による試験欠席の申し出です。
昨年の後期定期試験では、インフルエンザによる試験欠席により全9名、延べ37科目の追試験が発生しました…。
ご承知の通り、インフルエンザはただの風邪とは異なり、欠席しなければならない期間が長くなってしまうため、試験初日にかかってしまうと、その期間の試験はほぼ全滅となります。
もちろん、追試験の対象となるので、成績の面で不利益を被ることはないのですが、改めて別日(春季休業期間中)に試験を受けないといけなくなるので、帰省の日程を変更したり、旅行を中止したりしなければならいという状況に陥る場合もあります。
さて、今年の状況はというと…
まさかのインフルエンザでの試験欠席は「0名」という結果に!
通常授業期間中の申し出もあまりなかったので、今年はあまり流行らなかったのか…それとも学生の予防対策が徹底されていたのか。
いずれにせよ大変良いことです(我々の仕事もちょっと減りますし(笑))。
ということで、今回の花金は、インフルエンザにまつわるお話です。
感染予防に「うがい」は効果なし??
インフルエンザの感染経緯としては、感染者がくしゃみ?せきをした際に飛び散るツバによる「飛沫感染」。感染者の触ったものに第三者が触れることにより起こる「接触感染」。そしてもう1つ。飛沫感染に似ていますが、「空気感染」があります。
ウイルスを含んだツバが空中に飛散すると、水分が蒸発してもウイルスはすぐには消滅せず、数時間は空中を漂うと言われています。感染者がそばにいる状況に限らず、日常のマスク?手洗いがいかに重要かを改めて認識しておいた方が良さそうです。
なお「うがい」には様々な見解があるようですが「首相官邸」の見解としては、「うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれているが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていない」とのことです。なるほど…知りませんでした。
インフルエンザワクチン「陰謀説」
『インフルエンザワクチンは打たないで』の著者で医学博士の母里啓子氏によると、
“日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。”
“効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。”
“インフルエンザ?ワクチンは儲かるからなくならないのです。”
だそうです…。
インターネットで、『インフルエンザワクチン陰謀説』で検索してみると様々な意見?考え方を述べたサイト等を見つけることができますが、思いのほかワクチン接種に対する反対論者が多いことに驚かされます。
インフルエンザワクチンの原価が約350円(厚労省発表)なのに、接種料が3,000~5,000円と高額なのも影響してそうですが…。
まぁ、様々な意見に触れて、最終的に「賛成派」としてワクチン接種を続けるか、「反対派」の立場を支持しワクチンを否定するかは、あなた次第です。
ちなみに私は過去の経験からワクチン反対論者です(笑)。
ウイルスには抗生物質はきかない??
抗生物質が効くのは、病気の原因が細菌によるものである場合です。ウイルスによる病気については、抗生物質はききませんので、病院では処方されません。
あれ?インフルエンザ治療薬(タミフルなど)は一体何なの?と思われた方。インフルエンザ治療薬は、ウイルスそのものの除去が目的ではなく、増殖を抑制することがその目的となっており、抗生物質ではありませんのでお気をつけください。
ちなみにみなさんは、ウイルスと細菌の違いはわかりますか?
色々と違いはありますが、大きさで比べるのが一番わかりやすいです。細菌はだいたい数μ~数十μm、ウイルスは数十n~数百nmとなります。
1μm(マイクロメートル)は1メートルの100万分の1、1nm(ナノメートル)は1メートルの10億分の1を表すので、ウイルスが恐ろしく小さいことがわかります。
細菌は光学顕微鏡で観察することができます(とはっても、高性能のものに限る)が、ウイルスは小さすぎて電子顕微鏡でしか見ることができません。
さて、今日はインフルエンザについて色々と書いてみましたが、参考になる情報はありましたでしょうか。まだまだ寒い日が続きますので、ショッピングモールや人がたくさん集まる場所に行く際には、マスクを着用し、こまめに手洗いを行い、インフルエンザの感染予防に努めてまいりましょう!
以上、教務係のウエゾノがお伝えしました。