先週末、宮崎の街では、その名も「まつり宮崎」なる
夏祭りが催されておりました。
夏、真っ盛りですね。
夕涼みがてら、足を運ぶと、
遠くのステージから森山直太朗さんの美しいファルセットが…
すぐそこまで近づいている「夏の終わり」を
なんとも涼やかに届けてくれました。
8月に入り、日を空けることなく次々にやって来た台風9号、10号。
それらがようやく去り、学内のセミ達も残暑の大合唱を連日響かせています。
毎年、この季節がやって来ると、
我が恩師―田中薫先生(2005年度退官:出版文化論)は、
「待ってました!」とばかりに、麻ジャケットの胸ポケットに
学内で捕まえた飛びきり元気なセミを忍ばせて
何も知らずエレベーターに乗り込んでくる
学生や教職員たちを驚かすという
少年のようなイタズラを慣行しておられました。
2年前の夏に急逝されてしまい、ほんとうに本当に寂しい限りですが
第1期から10期にわたる、90人余りのPANゼミ生(出版文化論ゼミ卒業生)たちが
この夏も、セミの声響くどこかの地で、
感謝の念とともに、思い出し笑いしていることでしょう^^
「薫先生!今年も活きの良いセミ、テンコ盛りですよ!!!」
例年、夏休みに入り学生たちの華やかな声が
聴かれなくなってくると、こんな風に
セミの声が余計に耳につくような気がしています。
蝉はセミでも、「蜩(ひぐらし)」や「つくつく法師(法師蝉)」は秋の季語。
これらの「カナカナカナ~?」や「ツクツクホウ~シっ?」が響いてくる頃には、
学生たちがそれぞれの休暇を終えて
また賑やかな声を聴かせてくれることでしょう。
この学生たちが少ない間に、
図書館は蔵書点検(※) 等の作業をモクモクと行って、
新学期のスタートに備えます。
宮崎の夏はまだまだ暑い(長い)!!
どうぞ皆さま体調に気をつけてお過ごしください。