3月の卒業式で卒業生達を送り出した講堂前の桜の木がすっかり葉桜に変わった今週、新年度の講義が開始され、静かだった学内も学生たちの声で賑やかになってきました。
講義を行うにあたり、講義準備を行う先生方はもちろん大変なのですが、今回のブログではその裏で汗をかいている方々をご紹介します。
まずはこちら。
大学では高校までと違い、学生自身の興味?関心に基づいて、講義を受けることができます(もちろん、必要な単位数や諸条件はあります)。そのため、学生によってどの講義を受けるかは、文字通り十人十色。そして、講義の行われる各教室の収容人員はそれぞれです。
講義が開始される最初の週は、教務係の皆さんが手分けして各教室を回っています。学生が溢れかえっている教室がないか、各教室の収容人員に対して受講者数が過度に少なくなっている教室がないか、研究講義棟(7階建て)の階段を昇り降りしてチェックを行い、不都合があった教室の教室変更を行います。
この日はアカザワさんとウエゾノさんが、各教室をチェックして回っていました。
前述の通り、各学生が受講する講義は人それぞれです。そのため、学生一人ひとりが購入する教科書も様々。そして「どの講義をどのくらいの人が受講するか」を予想することは、なかなかに困難です。基本的に、前年度の各講義の受講者数を基に教科書の発注を行いますが、年度によってその数は大きく変動することがあります。その教科書販売の調整を、ギリギリまで同じく教務係のアイザワさんが頑張っています。
ちなみに、教科書販売の様子はこのようになります。
次に訪れたのはこちら。
本学の英語系の講義では、紙媒体の教科書を使う以外に、いわゆるE-learningとよばれるパソコンを使って講義を行うこともあります。例えば、1年次必修科目の「検定英語Ⅰ」という講義では、Word Engineというソフトを使って単語力を伸ばすよう促しています。
このソフトの購入方法や使用方法について、アイザワさんとニイナさんが説明を行っていました。
最後に、事務職員の様子を紹介するだけでなく、先生方の様子も少しご紹介。
この日は1年次必修科目「基礎演習A」の第1回講義として、全体ガイダンスが行われていました。本学では、1年生から4年生まで演習(ゼミ)を必修としています。そして1年生の演習は「基礎演習A?B」と呼ばれ、文字通り大学で学ぶ基礎となるアカデミック?スキルを習得することを目的としています。大学での“主体的な学び”の入り口ともいえるこの講義のために、担当であるウメヅ先生は準備に余念がありませんでした。
このように、学生の皆さんがより良い環境で勉学に励むことができるよう、“当たり前”の状況を作るために、陰となり日向となり、多くの人たちが支えています。今週は企画総務課の私アラキが、その様子のごく一部をご紹介させていただきました。