みなさまこんにちは。
いよいよ9月に入りました。
ここ宮崎は、まだまだ暑い日が続いておりましたが
今朝玄関のドアを開けたら、風が少し涼しくてドキッとしました。
ちゃんと秋が近づいているようです。
学生のみなさんは、夏休み真っ盛り!
…ですが、
本学では先週から引き続き、集中講義が行われておりました。
県外から先生方にお越しいただき、
1週間の講義で各科目を学修します。
今週行われていた講義の様子を少しのぞいてみました。
まずは、「南アジア文化論」外薗先生の講義です。
わたしがお邪魔した時は、ヒンドゥー教についてのお話でした。
「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」という神話について。
『アムリタ』という不老不死の霊薬を手に入れるために
たくさんの個性的な神々が協力したり争ったり。
月や太陽もこの「乳海攪拌」によって生み出されました。
日食や月食が、なぜおこるのか。
神のふりをして、霊薬『アムリタ』を飲んだアスラ、
「ラーフ」の仕業です !
いかがですか ?
興味がわいてきませんか ?!
とてもわくわくして聴き入ってしまいました。
(神様たちの名前が難しくてなかなか覚えられませんが…)
「乳海攪拌」、ぜひ調べてみてください !
さて次は、
「ヨーロッパ政治経済論」西連寺(さいれんじ)先生の講義へ。
この時は、『シェンゲン協定』についてのお話でした。
シェンゲン協定参加国間の国境審査を撤廃し、
シェンゲン領域内であれば国から国へ
パスポートなしで自由に行き来できるというこの協定。
例えば、わたしが旅行で領域内のある国を訪れるとき、
その1か国で入国審査を受ければ、
他のシェンゲン協定参加国へ自由に入国できるのです。
県境をまたぐように。
とても便利ですよね !
ただ、それに付随する問題も。
不法な移民、犯罪者の入国も容易となるわけです。
協定参加国の一つに入ることができれば、
犯罪者が領域内のどの国へも簡単に移動できるのです。
なるほど…。
途中退室でここまでしかお話を聴くことができませんでした。
試験を受ければ単位を落とすでしょう。
さて最後は、「韓国政治経済論」木村先生の講義です。
最初は、
前回の講義をうけて提出された、学生からの質問について。
「韓国と北朝鮮はなぜ平和条約を結べないのか」など。
受講していた韓国からの留学生の、
率直な言葉も聴くことができました。
今回の講義では、これまでのまとめということで、
1980年の光州民主化運動(光州事件)を中心とした
韓国の歴史の流れをおさらい。
歴代大統領の誕生と、その背景、
その時代の様々な事件などなど…
これまでの講義を受講していなかったわたしは、
1945年~2017年現在までをギュッと濃縮したお話について行けず。
木村先生の「博多弁」に気を取られていたその時、
突然の質問に我に返り、
どうしようもない返答をしてしまいました。
木村先生、その節はすみませんでした。
講義を担当してくださった先生方は、
宮崎公立大学の学生のみなさんについて
「とても真面目で一生懸命話を聞いてくれる」
とおっしゃっていました。
うれしいです。
1週間、ありがとうございました !
今日ですべての集中講義が終わりです。
受講していた学生のみなさん、お疲れ様でした !
残り3週間の夏休みを満喫して、
また後期の授業でお会いしましょう !
楽しく、元気で、安全に、過ごしてくださいね !
『アムリタ』を手に入れたら、
なにをして、どうしようかなーと
想像と期待を膨らませるツエがお届けしました。