みなさまこんにちは。
早いもので、3月も残り2週間となりました。
風はまだ少し冷たいですが、ずいぶん過ごしやすくなりましたね。
夕暮れが遅くなっていることにふと気づいて、
何とも言えない気持ちになります。
出会いと別れの季節がやってきたことを知るからです。
出会いと別れ。
それは、「ひと」だけではなく、「もの」もそうですよね。
これからお世話になる「もの」たちをお迎えするための、
これまでお世話になった「もの」たちの旅立ちの時です。
先週のニイナさんのお話にもちらちと出ておりましたが、
お片付けの季節なのです!
先生方のみならず、われわれ事務局職員も、
新しい春の準備に追われております。
最初の状態をお見せできないのが残念ですが、
それはそれはもう、
あまりにも先が見えず笑いがこぼれるありさまでした。
しかし、やればやるほど手際が良くなります。
分別し、ビニールひもでくくり、段ボールに詰め込み、運び出す。
連係プレーにも磨きがかかり、
徐々に姿を現す白い壁。
みるみる面積の広がる床。
心地よくなってくるから不思議です。
終わった後の達成感といったらありません。
時を同じくして
研究室のお片付け真っ最中のN先生がおっしゃっていました。
写真、卒業生たちの卒業論文、などなど
突如現れる懐かしいお宝に
ついつい手が止まり、思い出がよみがえってくる、と。
片づける、という作業は、
この場所からものを送り出しながら、
自分でも忘れていた大切な思い出に
あらためて触れるためのチャンスでもあるかもしれませんね。
…なんだか寂しくなってきました。
いや、そうですけれども!
やはり思うことは
毎日すこしずつやっていれば、こんなに大事にならないんだよなー。
ということです。
さらに、こうしてうっかりほかの誰かに片づけをされることになれば、
あの、引き出しの奥に押し込んでいた
見られたくないものを発見されてしまうかもしれませんよ!
(恥ずかしい手紙やら、若かりし頃の写真やら…)
やっぱりお片付けは、自分でやっておきましょう!!!!!
新入生のみなさん、新2年生?3年生?4年生となるみなさん、
そして来週24日(金)に晴れて卒業し、新生活を始めるみなさん。
ぜひこの機会に、「新しいもの」たちを迎えるため、
「お世話になったもの」たちを
これまでありがとう! と、送り出してみませんか?
わたしも帰宅したら、勇気を出して開いてみよう。
あの開かずの押入れを。
そして、誰かに見つけられてしまう前に、
あれをどうにかしておこう。
そう思ってすぐにでも帰りたくなったツエでした。