平成5年の開学に合わせて開発された校章は、平成25年の開学20周年を機に新たに策定されたコミュニケーションマークとの整理により、「学位記、諸証明書、その他本学が公式に発行するものに使用する」と規定されました。
これは、宮崎公立大学のイメージを統一する象徴として校章をより大切なものとして扱うために定められたものです。
一方コミュニケーションマークは、宮崎公立大学のブランド価値をより高めるために、あるべき姿のイメージを構成員の間で共有するべく、目指す方向を表現する手段の一つとして、新たに開発されました。
様々な学問系統の専門知識のベースを学ぶMMU型リベラル?アーツを、各学問のベースを表す様々な色形の円の重なりで表現しました。全ての図形が重なり合う部分の白は、個々の専門分野の壁を越え、多様な知識に触れることで、自身が持つ前提や偏見から自由になり、広い視野で物事を判断できる力を表しています。
円の重なりをまとめる正円は「地球(グローバル)」や「調和」「絆」をイメージしており、全体の色彩は校章である椿をモチーフに配色しました。
宮崎市の花木であるシンボルフラワー『つばき』をモチーフに躍動感のある線や図形により構成しました。
魅力のある大学、個性的な大学、地域に開かれた大学のイメージを図案に託しました。
『つばき』の7つの花弁は、Camellia(つばき)、Communication(情報伝達)、Culture(教養?文化)、Creation(創造)、Community(地域社会)、Cosmos(宇宙)、Cooperation(共同)を表し、『つばき』の7つの花芯は開学当時、宮崎公立大学事務組合を構成していた1市6町(当時の宮崎市?清武町?田野町?佐土原町?高岡町?国富町?綾町)を、また花芯から全方位に広がるダイナミックな動きは、国際性、情報性、若々しさ、新鮮味などを表現しています。
色彩は『つばきの花』に深遠で趣のある「赤」を、『つばきの葉』も宮崎シティーグリーンの「緑」を『学校名』には知的で品格のある「バージニア?グレー」を採用し、校章の図案との心地よい組み合わせとしています。